京都府立医科大学 京都府立医科大学 外科学教室 心臓血管・小児心臓血管外科学部門
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 京都市 M.T  様
■ 「心の成長」
 突然その時が来ました。 ある日の私と息子の会話です。
息子 「体重測るとき、服を脱ぐのが恥ずかしいんだけどなあ・・・」
「どうして?」
息子 「胸にある線と絆創膏、『何?』ってお友達に聞かれるんだけどみんなには無いのに、どうして僕にだけ有るのかなあ・・・。」
「その線はね、病気を治すためにどうしても必要な線なのよ。人と違うことは少しも恥ずかしいことではないよ。胸に線の有る人も無い人も、髪の毛が黒い人も茶色い人も、太っている人と痩せている人、背の高い人と低い人、みんな違っていいんだからね。みんな同じなんて変だよ。」
息子 「へぇ〜。そういえば、○○くんはにんじんが嫌いで××くんはピーマンが嫌いっていってたよなあ・・・・・。」
「・・・・・」
3ヵ月前に受けた手術の痕について、息子(5歳・年長)は物思うようになりました。
 心臓病の子どもを授かってから、避けては通れない問題だと心の準備はしていたのですが、「とうとう、そんなときが来たのか・・・」と急に複雑な心境になりました。胸の傷については、同じ心臓病の子どもを持つお母さんたちの体験談・経験談を読んだり聞いたりしてきました。「いろいろな考え方や対応法があるのだなあ」と自分ではわかったつもりでいましたが、いざ我が子の場合に遭遇してみると、日頃伝えたかったことを冷静に客観的に説明するのは難しいなあとしみじみ思いました。
 2歳で1回目の手術を受けて以来、できるだけ息子にはごく簡単にですが、身体の状態や病院で受ける治療や検査について前もって説明することを心がけてきました。この5年間、苦しい思いや痛い思い、不安な思いをたくさん経験してきたにもかかわらず、明るく朗らかに成長している息子が、今回「胸の傷に気が付いたこと」は精神的に成長している証拠だと前向きな気持ちで受け止めようと思っています。来春には小学校に入学します。必ず、息子はまた同じ気持ちになることでしょう。母親としては心の中で「健康な身体に産んであげられなくてごめんなさい。」と謝りながらも、今回と同じように「人と違うことは少しも恥ずかしいことではない。」そして、「困難に負けない強い気持ちを持ちなさい。」と付け加え、励まそうと思います。
 胸の傷だけに限らず、これから色々な関門が待ち受けていると思います。病院の先生方や医療スタッフの方々の優しさと懸命な努力で救っていただいた命です。みんなの願いや祈りがこめられています。自由な発想や柔軟な思考で、かけがえのない命を輝かせて生きてほしいと心から願っています。
 
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