京都府立医科大学 京都府立医科大学 外科学教室 心臓血管・小児心臓血管外科学部門
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 血管グループの最近の取り組みについて
■ 胸部大血管疾患
昨年の胸部大血管手術は30例でした。従来の開胸手術に加えて3年半前よりステントグラフト内挿術を取り入れ(担当:岡克彦  koka@koto.kpu-m.ac.jp )、それぞれの治療の長所・短所を十分に考慮した上で柔軟に治療法を選択するように心掛けています。結果的には合併症も減少し、安定した成績があげられるようになっています。
中枢部に及ぶ病変や、急激に嗄声が出現してきた症例などでは開胸手術を第一選択としています。開胸手術では症例に応じて脳保護法を柔軟に選択しています。人工心肺の送血路は左開胸症例を含め可能な限り右腋窩動脈に統一し順行性送血としています。選択的脳灌流の他、逆行性脳灌流は独自に開発した専用のダブルルーメン・バルーン付きカテーテルを用いて右内頸静脈穿刺法で行なう事により、左開胸の際にも安定して適応しています。昨年は残念ながら瘤破裂で救急受診された2例を失いましたが、急性A型解離及び待機手術での死亡例はありませんでした。
ステントグラフト内挿術はまだまだ関西では盛んでなく東高西低なのが現状です。東京医科大学で技術を修練してきた岡医師の独特のコンセプトと設計による改良型スタビライザーを用い、ATPによる心停止を行うことなく安定した正確な留置が可能となりました。関西の他の施設には無い理想的な手技が実現できていると考えています。現在遠位弓部〜下行大動脈の疾患ではまずステントグラフト内挿術を第一選択とし、形状的に問題がある場合はリスク評価を行って開胸手術を行っています。昨年1年間でステントグラフト内挿術は胸部大動脈疾患の1/3に適用しています。
  ■ 動画ストリーミング <ステントグラフト内挿術>
ナロードバンド Windows Media Player
ブロードバンド
■ 腹部大動脈疾患
腹部大動脈瘤に対する手術は標準的な術式をとっていますが、これに関しては生命予後を論ずる時代ではないので出来るだけ根治性の高い治療を目指しています。極端なハイリスク例を除き、中枢側は腎動脈ぎりぎりまでラッピングを行い、末梢側も瘤が完全に切除できる手術を原則として動脈硬化性の真性動脈瘤に対してはYグラフト置換のみで、ストレートグラフト置換は行いません。またこの領域においてもステントグラフト内挿術のニーズが高まっていることから、近々導入予定です。
■ 閉塞性動脈硬化症
閉塞性疾患の血行再建では出来るだけ解剖学的再建に努めています。血栓内膜摘除術と人工血管をコンポジットグラフトして組み合わせた変法を活用して自己血管組織を温存し、股関節部の屈曲制限回避や鼠径部感染症への抵抗性を増すための手技を試みています。
更に下肢末梢の疾患についても自家静脈グラフトを用いた遠位膝窩〜分枝バイパス手術を行っていますが、出来る限り侵襲を減らすために広範囲の手術を一気に行うことは避ける様にしています。現実には中枢側から順に治療していくことによりかなりの満足度が得られるからです。手術不可能な症例については下に示した再生医療を適用しています。
手術の他には放射線科による血管内治療やこれら2つを組み合わせたいわゆるハイブリッド治療などにより柔軟な治療法選択を行っています。
さらに内科的・外科的治療が限界となった症例については近年話題になっている再生治療が開始になりました。対象症例は担癌患者を除く80歳以下のFontain3−4度の下肢虚血患者ですが、一つは当院循環器内科の松原教授による骨髄または末梢血幹細胞移植、さらに放射線科の西村教授によるHGF遺伝子導入療法です。この2つの治療につきましては患者を募集しております。このような患者さんがおられましたら是非ご紹介頂きたいと思います(神田圭一  kei@koto.kpu-m.ac.jp )。
■ 大静脈疾患
その他、横隔膜下の血管手術としては他科(消化器外科・泌尿器科・産婦人科など)との合同手術がありますが、これらの中では腎原発の下大静脈内腫瘍塞栓に対する人工心肺装置を用いた手術が大きなものとなります。年齢・リスク・腫瘍の進展・予想される予後など個々の症例について泌尿器科の先生と充分な討議の上、一人一人に合わせた補助手段の選択により手術死亡症例はありません。
■ 研究
基礎的研究としては再生医療技術を用いた超小口径人工血管の開発を複数の他施設と共同で行っています。
 
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